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Q&A


midiglueが予期せぬ誤動作をする

midiglueをPCやモジュラーシンセサイザー等のLegacy MIDI以外で接続する複数の据え置き機器と接続した場合、機器のグラウンドループが発生している場合があります。

これによりまれに機器の誤動作が発生する場合があります。

グラウンドループを防ぐには、機器の接続を工夫する (Legacy MIDIで接続するなど)、midiglueをPCと接続せず内蔵バッテリーで駆動する、midiglueとPCの間に市販の (Full Speed) USBアイソレータを接続するなどの対策が考えられます。


ファームウェアの工場出荷リセットができない

Windowsにおいて、midiglueのファームウェア工場出荷リセットを行う場合に"WriteBoot failed"エラーにより失敗する場合があります。

この場合、フリーソフトウェアのZadigを使用してUSBドライバのインストールを行う必要があります。

手順

  1. Zadigをダウンロードします。
  2. 本体マニュアル - midiglueを工場出荷状態に戻すの手順に従い、midiglueをUSBでPCに接続するところまでを行います。
  3. Zadig を起動します。Screenshot - Zadig1
  4. メニューバーのOptions → List All Devicesをオンにします。Screenshot - Zadig2
  5. 候補にSTM32 BOOTLOADERまたは STM Device in DFU Modeが出るので選択します。Screenshot - Zadig3
  6. 緑矢印の右がWinUSBになっていることを確認します。もしなっていない場合上下矢印ボタンで選択します。
  7. Replace DriverまたはInstall DriverまたはUpgrade Driverを押します。下のような画面が出れば完了です。Screenshot - Zadig4
  8. WindowsのデバイスマネージャーにSTM32 BOOTLOADERとして認識されるようになります。Screenshot - Device Manager1

midiglueEditorが突然強制終了してしまった

こちらから、バグレポートをお寄せいただくかフォーラムに投稿をお願いいたします。

logフォルダにログが記録されていますので、zipなどに圧縮してレポートフォームにアップロードいただけると解決が早まります。


midiglueがLEDを赤く点滅させたまま、動かなくなってしまった

SDカードが未挿入 / 未セットアップ / 壊れている状態でアプリの切り替えを行ったり、電源を入れ直したりした場合に 発生することがあります。

参考 : 問題が起こったら

ファクトリーリセットを行って正常な状態に戻すことが出来ます。


midiglueをPCと接続するとCVのノイズが増加する

midiglueをPCやモジュラーシンセサイザー等のLegacy MIDI以外で接続する据え置き機器と接続した場合、機器のグラウンドループが発生している場合があります。

これによりCVのノイズが増加することがあります。

グラウンドループを防ぐには、機器の接続を工夫する (Legacy MIDIで接続するなど)、midiglueをPCと接続せず内蔵バッテリーで駆動する、midiglueとPCの間に市販の (Full Speed) USBアイソレータを接続するなどの対策が考えられます。


作成したflowやnodeを配布したい

利用規約に基づき、お客様は他のmidiglueユーザーに対し、ご自分で作成したflowやnodeを有償または無償で配布することができます。配布したプログラムは、midiglueを含む、sigboostの提供するデバイス上でのみ実行が認められます。

もし多くの方の役に立つようなnodeやflowを作成された場合は、GitHub上のノードライブラリリポジトリからPullRequestをお送りください。

あなたの作成したflowやnodeは全世界のmidiglueユーザーに自動的に配信され、使うことができるようになります。あなたの素晴らしいアイデアを、ぜひ世界に広めてください! 皆さまと一緒にmidiglueは進化します。

コンパイル済みのバイナリ(.bin)を配布することもできますが、推奨されない方法です。どうしても配布を行いたい場合は、利用規約やmidiglueEditorに同梱されているライセンスファイル各種をよく読み、適切な表示とライセンス情報の同梱を行ってください。


midiglueEditorで、midiglueと接続できない / 通信が失敗する

以下の点をご確認ください。

  • 充電専用のUSBケーブルを使用していないか。
  • midiglueの電源は入っているか。
  • midiglueのCPU使用率が通常の場合でも80%を超えていないか。
  • midiglueにmicroSDカードは挿入されているか。
  • (Windowsの場合)C++ Runtime Componentsをインストールしたか。
  • midiglueEditorの配置パスに、日本語や空白スペースが含まれないか。
  • DAWや、ChromeなどのブラウザでWeb MIDI機能を使用中ではないか。

midiglueの電源を入れ直したり、midiglueEditorやPCの再起動を行うと問題が解決するかもしれません。


既知のバグや仕様について

midiglueEditor

  • 開発中のノードを複数のタブ、flow内で使用している状態で、ノードのソースを書き換えてホットリロードを行った場合、何らかの不整合が発生してConnectionの座標がおかしくなるバグがあります。現在原因を調査中です。Nodeの開発を行わない場合は、あまり遭遇することは無いバグかと思います。
  • コンソールのログが長くなりすぎるとコンソール部分がブラックアウトして中身を確認できなくなります。今後のアップデートで修正予定です。

midiglue

いくつかのプリセットでは、鍵盤を押した状態でパラメータ(チャンネル・MIDI送信先)を切り替えてしまった場合、 ノートオフが送出されず鍵盤から音が鳴り続けてしまうことがあります。

プリセットはノードプログラミングのためのサンプルを兼ねているため、必要以上にflowを複雑にしないためこのような仕様となっています。

演奏中にこれらのパラメータを切り替えないのが一番ですが、必要な場合は下記のようにプログラム側を工夫することで解決可能です。

  1. ActiveNoteTrackerを利用してノートオフを送出する。 ActiveNoteTracker API を利用して鍵盤の状態を記録し、ノートオフが送出されない可能性があるパラメータ切り替えの際にrelease_all()を呼び出します。使用方法については、noteshiftノードを確認してください。 なお、ノートのトラッキングは比較的メモリを消費する処理であるため、注意が必要です。

  2. AllNotesOffを送信する。 音源が対応していれば、パラメータを切り替えるたびにAllNotesOffを送信することによって音の鳴りっぱなしを防ぐことが出来ます。

  3. ActiveSensingを送出する。 MIDIの規格には、ケーブルが抜かれたことを検知するためのActiveSensingという仕組みがあります。 ActiveSensingのパケットをルートに流すことにより、ルートが切り替わった際に自動的に音を止めることが出来ます。 音源側がActiveSensingに対応していれば、この方法で音の鳴りっぱなしを防ぐことが出来ます。 なお、ActiveSensingは基本的にはLegacyMIDI用の仕組みのため、USB-MIDIでは対応している機器が限られるようです。


microSDカードの相性問題について

お使いになられるmicroSDカードは、 Class10, SD or SDHC, 1 < 32GB のものを推奨します。

下記のメーカーのSDカードでは、正常な動作が報告されています:

  • Samsung
  • SanDisk
  • ELECOM
  • PQ1

下記のメーカーのSDカードでは、問題が発生した報告がありました:

  • SP Elite
  • Kingston
  • Winten
  • Team

アプリの切り替えや、SDカードのフォーマットに失敗してしまう場合は、SDカードの交換を検討してみてください。